SAYAMA 見えない手錠を外すまで

感想

YNさん(作家)

金聖雄さま

今日は試写会にお招きいただき、どうもありがとうございました。

素晴らしい映画でした!
金聖雄でなければ撮れない映画だと思いました。

やさしい。
こころの奥にそっと染みとおってくるような映画でした。
石川さんご夫妻の暮らしを丁寧に描いているのが、よかった。
何気ないクセや会話を丹念に撮っていくなかで、石川さんの人となりがくっきりと浮かび上がってきていました。

食器を洗う姿。パン屑などを湿ったタオルで拭く姿。
たたんだタオルの上に置かれた腕時計・・・。

そうして、なによりも、この映画は、「ことばを取り戻す」ということがテーマなんだと思いました。
石川さんが悔い続ける「強制された自白」。
取り戻したいのは、あの「ことばたち」。
毎晩、机に向かって、ことばを書く石川さんの背中が、
とてもせつなかった。
ちゃんとした(=自分の気持ちを正確にいいあらわす)言葉で、
悔いのない言葉で
生きていきたい、
と思ってらっしゃるように思いました。

石川さんご夫妻の「あり方」もとても心に伝わってきました。

この素晴らしい映画が、
「運動」のためや、「組織」のための映画に矮小化されないことが大切ですね。
狭山差別裁判や被差別部落のことなんか何も知らない人が観て、感動する映画だと思います。
(ぼく自身、この裁判についてよく知りませんでした)

政治問題や社会問題に関心のない人が観ても、ご夫妻の生き方に強く共感すると思います。

この映画は、金聖雄だからこそ描くことのできた、やさしい絹ごし豆腐のような映画だと思います。
(「花はんめ」の血統を受け継いでいます)

本日は、まずは取り急ぎ、御礼まで。
おおきに!

追伸:石川さんのお兄さんご夫妻のシーン。涙があふれました。
   一恵さんにもくれぐれもよろしくお伝えください。

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映画「SAYAMA」
みえない手錠をはずすまで

監督:金聖雄(キムソンウン)
音楽&ピアノ:谷川賢作/ギター&ハミング:小室等
撮影:池田俊巳
プロデューサー: 陣内直行

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© 映画「SAYAMA」製作委員会